建売住宅を見学した感想【各ハウスメーカーのポイントも】

こんにちは、うさぎ家夫です。今日は我が家が家の購入に興味を持ち始めたころに建売住宅を見学しにいった体験についてお話ししたいと思います。

  • 家の購入に興味があるんだけど、建売住宅ってどうなのかな?
  • ハウスメーカーごとに違いはあるの?

そういった疑問の参考になればと思います。

結論から言うと、次のようになります。

  • 自分が重視する点と合致するなら建売もあり。
  • ハウスメーカーごとに違いはある。

我が家では大手メーカーを中心に数社の物件を合計15件ほど見学しました。メーカー数は多くないですが、その中でも各社の特徴に違いがあって興味深かったです。

それでは見ていきましょう。

分譲地の建売住宅を見学しました

建売住宅を見学するには売り主に連絡して案内してもらいます。そのための方法はいくつかあります。

我が家は近所の分譲地を通りかかった時「見てみようよ」という話になり、建物の入り口に掲示してあった連絡先に電話したところ営業担当者の人が来てくれました。

その他の方法にはSUUMOなどのネットで探して連絡する、アパートの郵便受けによく入っていたチラシを見て連絡するなどしました。

あとは休日に分譲地に行くと見学イベントをやっていることもありました。見学イベントではお土産にお菓子つかみ取りなどができたりして子供は喜びました。チラシから連絡して見学するとハーゲンダッツアイスクリームなどの特典がもらえる場合もありちょっと得した気分です。

一度見学に行くとそのハウスメーカーの営業さんの名刺をもらえるので近隣の他の物件も見たければ連絡すれば案内してもらえます。

我が家はいくつかの分譲地を見学しましたが、家は区画整備された一画に建っていて、周りは新築されて既に人が住んでいるところがいくつかと、半分くらいはまだ更地になっていました。

私たちが実際に見たハウスメーカーは、パナホーム、ダイワハウス、セキスイハイム、一条工務店、スウェーデンハウスです。あとはひとつだけ、地元の建築士がデザインした家を見学しました。

・パナホーム

パナホームの建売住宅は家の性能に関して他のメーカーとの違いを打ち出していて印象に残りました。光触媒を使った外壁タイル、床下を使った換気システム、太陽光パネル搭載、リビングダイニングに床暖房などです。キッチンにはおしゃれ感がありました。空調はHEPAフィルター搭載なので花粉やPM2.5を除去するには最高です。 リビングダイニングは窓も大きく解放感があり明るい印象でした。ただ家によっては耐震等級が3じゃないこともありました。

・ダイワハウス

当時住んでいたアパートがダイワハウスの物件でした。そして見学したダイワハウスの建売住宅の印象は、「アパートっぽい...」でした。掃き出し窓の上に換気用の細かいスリット穴が開いているタイプはアパートでも見たことがあります。換気システムには力を入れてなさそう。これは冬は寒そうです。内装もどこかしらアパートっぽかったです。壁紙が全面普通の白で統一されていたからかもしれません。ただ大手メーカーは建売にも色んなラインナップがあるようなので、私が見た物件がグレードが低いものだったのかもしれません。

・セキスイハイム

鉄骨系で丈夫だ、という説明でした。間取りの自由度は高いようです。換気システムも床から風が吹き出してくるタイプで近寄ると結構風を感じました。あとは、屋根がステンレスでできているのでメンテナンス不要でお得だそうです。あとは・・・すいません、あまり印象に残ってません。他社との違いやその家の特徴などどんどん説明してくれればいいのですが、やはり大手は自社にいろんなラインナップがありすぎて特徴が分散してるのかもしれません。

・一条工務店

一条工務店の建売は「i-palette」というシリーズです。間取りや内装の感想は「フツー」です。どちらかというとi-cubeっぽい内装。お値段は近隣の他メーカーの建売と比べてお高い印象です。ただし性能は充実しています。全館床暖房付き、太陽光発電付き、第1種換気システム付き、耐震等級3、気密性断熱性優秀。見た目では性能は分からないのでパッと見の印象で損しているかもしれません。それでか分かりませんが他の大手メーカーと隣接する分譲地には一条の建売は建っていない印象です。ポッとある土地に2、3棟i-paletteが建っている感じです。まとめて何棟か建てるからコストダウンができると営業の人は言っていました。しかしi-palette同士は見た目がほとんど違いがないので、買う方からするとお隣さんと外観がほぼ同じになってしまうので微妙なんじゃないか、と正直思いました。

・スウェーデンハウス

スウェーデンハウスの建売は見学用のモデルハウスを販売もしている感じです。食卓やベッドなどの家具付きで販売していました。見た目は北欧スタイルで木の香りが全面に漂います。内装には 無垢のパイン材がふんだんに使われています。壁紙も寝室ごとに違っていたり工夫がありました。外国っぽさが半端ないです。その代わり和室はありませんでした。我が家は和室でくつろぐのも好きなのでそこはマイナスポイントです。スウェーデンハウスは見た目だけでなく気密性断熱性といった住宅性能もよいです。それは宿泊体験をするとよりよくわかります。宿泊体験ができるところはぜひ宿泊してみることをおすすめします。キッチンや洗面台などの住宅設備は割と普通でした。営業の人に聞いたところ、場合によっては耐震等級3じゃないこともあるようです。そして、値段は建売でも高い。高いです...。

・建築士の家

地元の建築士がデザインした家。曲線を使った間取り(丸い部屋)、隠れ家的バルコニー、小上がりの和室、小屋裏収納、ホテルライクなダークな壁紙の寝室など、建築士のこだわりが詰まっています。狭い土地に工夫をこらして設計した感があります。デザインにひとつひとつこだわりたい人には向いていると思います。住宅性能に関してはあまり期待できない感じです。換気システムは第3種で冬寒そうです。耐震性もそこまでよくなさそう。

なぜ建売にしなかったか

我が家はそれなりに建売住宅を見学しましたが、結局購入はしませんでした。なぜ建売住宅にしなかったか、そのメリットデメリットから考えてみます。

建売の良い点

区画整備されていて街並みが整っている。周囲に子育て世代が多く子育てしやすそう。注文住宅を建てるより安い。大手メーカーの場合安心感がある。そのメーカーの家を比較的安く手に入れられる。もし物件が売れ残っている場合は少し待つと値下げされる場合も。すぐに住み始められる。土地も外構も込みの値段である。駅までの距離やショッピングセンターなど立地がよい場合が多い。

建売の悪い点

大手メーカーは建売と言ってもそれなりに高い。高い割に個性やアピールポイントがない。間取りが自分たち一家にベストフィットとは限らない。立地にそれほど魅力を感じない場合は意味が下がる。大手メーカーはいい立地に立てることが多く地価が高すぎる。土地の値段を押さえて家本体に費用を回せれば満足度が上がる。

私の場合は特に、間取りが自分で決められないのと、本当に気に入る立地に家がなかったので建売にはしませんでした。また、住宅性能も自分の満足のいくものを追求したかったので。

それでは、もし自分が建売を買うとしたらどういう場合でしょうか?

どうしてもその土地に住みたい、注文住宅では建てられないけどどうしてもそのハウスメーカーの家がほしい、ちょうど割引されていてお得だ、すぐに住み始める必要がある、といった場合だと思います。それ以外の場合はじっくり考えたほうが満足度は高まりそうです。

もし購入する場合は、受け入れられない欠点がないかは確認したほうがよいと思います。以前のアパート選びの場合は、結果として冬寒い、音がうるさい、朝道路が渋滞する、などの不満点が住んでから出てしまいました。

知り合いで建売住宅を購入した人がいますが、その人は立地を重視したと言っていました。職場の近くに住んで職住近接の生活をしています。通勤時間が短いのはその分時間を有意義に使えてよいかもしれません。

こだわるポイントは人それぞれですね。

私の場合は家に求めることとして、広い庭はなくてもよい、それほどおしゃれな感じでなくてもよい、海が見えるとか高台から一望できるとかの眺望のよさもこだわりません。それよりも、暑さ寒さの快適さ、日当たり、耐震性、耐久性や家の寿命、交通の便、買い物のしやすさ、学校との距離、などにこだわりました。

自分は自分の選択に今のところ満足しています。これからも、その選択の結果がどうだったか、実際の住み心地などを伝えていきたいと思います。

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