一条工務店による地盤調査の方法と結果

一条工務店で家作りを進めていくと、ある段階で土地の地盤調査が入ります。その結果、家の基礎をどんな種類のものにするか、地盤改良が必要かどうかが判定されます。

地盤が弱いと長い間に不同沈下が起こって家が傾いたり、地震で地面が液状化したりする恐れがあります。それを防ぐための地盤改良です。

地盤改良はそれだけで100万円以上かかる場合もあり、結果が出るまではドキドキです。

我が家の場合は地形的に軟弱ではなさそうな土地を選んだので、営業さんからも「おそらく地盤改良は必要ないと思います」と言われていましたが、結果を見るまでは安心できません。

最後のほうで、我が家の基礎に掛かった費用もまとめます。

それでは実際の結果を見ていきましょう。

一条工務店からの地盤調査報告書

一条工務店で地盤調査が終わると建て主のところに「地盤調査報告書」が送られてきます。こちらがその表紙になります。

地盤調査は以下の3つの項目から成り立っています。

  • 地形観察
  • 周辺観察
  • スウェーデン式サウンディング試験

地形観察

地形観察では地形図や旧地図からその土地の成り立ちを調べます。

我が家の土地は「台地」という判定です。砂地や湿地と比較して地盤が安定していることが期待できます。

周辺観察

周辺観察では実際にその土地の周辺を見て、近隣の建物や道路に異常が出ていないか観察します。

我が家の周辺は特に異常はありませんでした。

ただし、我が家の土地は道路面から50 cmほど高くなっていて、それを留めるための高さ30 cmくらいの擁壁があります。

スウェーデン式サウンディング試験

スウェーデン式サウンディング試験では実際の土地にドリルで穴を掘って行き、硬さを調べます。

我が家の場合、土地の4か所についてドリルで穴を掘って調べています。ABCDの各点が調べた場所になります。

各点の結果がこちら。

赤い網掛けになっているところは地盤が軟弱なところです。表層部分は柔らかいことが分かります。

各点とも地下4 mほど進むと硬い地盤に当たります。

判定結果

これらの結果、我が家の基礎は「ベタ基礎」と判定されました。

また、道路面よりも土地が高くなっている影響で、基礎の一部が通常よりも高さのある「深基礎」になりました。

基礎に掛かった費用

一条工務店ではベタ基礎や深基礎はオプション扱いとなります。そのため別途費用が生じます。

我が家は2階建てで1階の床面積は17.78坪です。この下に基礎が作られることになります。

ベタ基礎373,300円
深基礎151,700円
525,000円
消費税42,000円
合計567,000円

567,000円(税込)

意外と掛かっていますね。地盤がゆるいとソイルセメント工事や鋼管杭打設が必要でさらに費用がかかるので、それよりはマシになっています。

ちなみに、家全体に掛かった費用については以前の記事をご覧ください。

建築中に基礎工事を見学しましたが、一条工務店の基礎はコンクリートの強度が強かったり、地中梁が重さを支えるポイントに入っていたりでしっかりしている印象でした。

基礎には頑張って100年くらい家を支えてもらいたいと思います。

今回は以上です。
地盤についてはこのページが分かりやすかったです。
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