子供の将来を明るくする子育て【抱き癖OK】愛着タイプと非認知的能力

こんにちは、うさぎ家夫です。

我が家は4人家族で、小学2年生の長女と2歳の長男の二人の子供がいます。

家を新築する理由として、子供が増えたからとか子供が小学校に上がる前にという人も多いと思います。新築世代は子育て世代でもありますね。

我が家も目下、全力で子育て奮闘中です。

というわけで、このブログでは子育てに役立ちそうな情報も記事にしていきたいと思います。

家は50年先60年先も大丈夫なことを願って選びました。子育ても50年先60年先も大丈夫と思える子育てをしたいです。

目指せ長期優良子育て。

そこで今回は、いま話題の「非認知的能力」や、一生その人の人生に影響を与える「愛着タイプ」について紹介したいと思います。

それでは、順を追って見ていきましょう。

生きる力をつける『非認知的能力』

私が子供達に身につけてもらいたいと思っているのは『非認知的能力』です。

最近話題の非認知的能力。それについては国立教育政策研究所が報告書を出しています。

そこにはこうあります。

人の生涯にわたる適応を支える能力として、旧来はIQに代表される認知的な能力に主たる関心が向けられてきました。しかし、近年、高い認知能力が生涯適応を適えるという図式の見直しを迫る研究知見が多く報告されています。そして、認知的でない側面、いわゆる非認知的能力が持つ重要性が注目されるに至っています。

これまでは、「学校の勉強ができてIQ高ければ人生うまくいくでしょ」と思われていたのが、実は違うかも、となってきたということですね。

テストの点数で測れる認知的能力とは違う部分、『非認知的能力』が人生の成功には重要なのでは、となってきました。

じゃあ非認知的能力ってなんなのよ?というと、たとえば、「やり抜く力」「立ち直る力」「人とつながる力」「思いやり」「セルフコントロール」といったことです。

そういった能力が高いと、結果的に学力が高かったり大人になってから収入が高かったり健康だったりするよ、というのが分かってきたんですね。

なんか重要そうじゃないですか、非認知的能力。

安定的な愛着(アタッチメント)が重要

じゃあどうやったら非認知的能力が身につくの?と知りたくなりますが、そもそもの土台として安定的な愛着(アタッチメント)が大事だよ、とさっきの報告書でも強調されています。

アタッチメントの重要性:個人の発達を「ゆりかごから墓場まで」支えるもの
アタッチメントは、生涯にわたって機能し続ける重要な行動システムのひとつである。特に、乳幼児期に形成されたアタッチメントは、その後の種々の能力やその発達に影響を及ぼすと考えられており、着目する意義があると言える。

その人の愛着(アタッチメント)のタイプが10代での学力に影響を与え、20代での恋愛に影響を与え、30代での収入に影響を与え、40代での健康に影響を与える!という研究データもあるようです。

まさに「三つ子の魂百まで」「ゆりかごから墓場まで」ですね。

じゃあ愛着(アタッチメント)のタイプにどんなのがあるかというと、1歳半くらいの赤ちゃんのころのお母さんとの関係で決まります。

安定型子供はお母さんといると安心して信頼している
アンビバレント型子供はお母さんを求めるがお母さんに対して怒っている
回避型子供はお母さんに期待せず無視する
無秩序型子供は混乱していて態度が一貫しない

ちなみに、上の表は私が解釈した内容を書いたので正確じゃないかもです。

赤ちゃんのころに十分に注目されてお世話されると「安定型」になって、ネグレクトされたり虐待されたりすると「回避型」とか「無秩序型」とかになったりするわけです。

それが何で一生その人の人生に影響するかというと、お世話のされかたで赤ちゃんの中に芽生える信念が変わってくるから。

安定的な愛着タイプが持っている信念

子供の欲求によく反応して十分な世話をされた子は、安定的な愛着タイプになって、「親は信頼できる」「親は頼りになる」「自分はケアされるに値する」「この世界は楽しいところだ」といった信念を発達させます。そして、落ち着いていて、思いやりがあって、人の話をよく聞いて、自分や周りを信頼できる子に育ちます。その結果、学校では友達も多く、恋愛では信頼し合える関係を築き、仕事ではチームワークが良好で、自分自身が家庭を築いて親になっても安定しています。

いい感じですね。というか、何歳になっても自分の子供からは「信頼できる」「頼りになる」と思われたいです。

不安定な愛着タイプが持っている信念

ネグレクトされたり虐待されたりした子は、不安定な愛着タイプになって、「親は信頼できない」「親は頼りにならない」「自分はケアされるに値しない」「自分が生き残るためには周りをコントロールしなければならない」といった信念を発達させます。そして、反抗的、攻撃的、操作的、他罰的にふるまうように育ちます。その結果、周りの大人が対応に手を焼き、学校では友達から嫌われ、恋愛では恋人を信頼できず、自分が親になると自分がされたことを子供に繰り返します。

人生ハードモードですね...。親は信頼できないかもですが、周りは全部敵みたいに思ってると自分で自分の首を絞める感じです。

どうやったら安定的な愛着タイプになる?

これはもう、赤ちゃんに対して敏感に反応して、大らかに温かく世話をします。

つまり、赤ちゃんのことをよく観察して、お腹が減ってそうならご飯をやり、眠たそうなら寝かせてやり、暑そう寒そうなら温度調節してやり、抱っこしてほしそうなら抱っこしてやり、笑顔で笑いかけ、一緒に遊んでやり、痛い思いをしたら慰めてやり、ウンチやオシッコしたらおむつを替えてやり、安心を提供して気持ちを満たしてやればOK。

つまり、抱き癖OK

寂しそうだったら抱っこ、不安がっていたら抱っこ、抱っこしてほしそうだったら抱っこ!でOK。なんにもなくても笑顔で抱っこ!

そして子供にとって親が、自分の欲求に耳を傾けてくれる、自分に安心を与えてくれる、信頼できて頼りになる存在になれればOKです

というわけで、うちではたくさん抱っこです

朝起きたら抱っこ。学校に行くときに抱っこ。帰ってきたら抱っこ。夜寝る前に抱っこ。

そうしたら、下の子は立派な「抱っこちゃん」に育ちました。彼は毎朝、朝起きて2階の寝室から1階のリビングに降りる階段で私に抱っこを所望します。私が会社から帰ってくると彼は玄関まで駆けてきてガシっとハグします。

上の子は最近は、「自分で降りる!」と言いますが、まあ自立心が芽生えてきたということでめでたいです。

そんな感じで、今後も安定的な愛着(アタッチメント)の形成をがんばります。

あとは、「信頼できて」「頼りになる」という部分も強化していきたいな、と思います。
(難題ですね…(笑))

ちなみに、一度形成された愛着タイプは一生変わらないのかというとそんなことはなくて

  • 信頼できる教師に出会う
  • 信頼できる友人に出会う
  • 信頼できる恋人に出会う

とかで不安定型から安定型に変わったりするらしいです。

最後に、愛着タイプについて参考になった本を紹介します。


分厚いのと、和訳がこなれてないのでぶっちゃけ分かりにくいです。
勉強したい人向け。

今回は以上です。
それでは。

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