間取り詳細【玄関】仕様やこだわり、後悔、オプション、電気設備

ようやく我が家の間取りが完成しました。ここからは、家の各パーツごとに詳しく中身を見ていきたいと思います。

限られた予算とスペースの中で、家族の暮らしやすさ、快適さを重視して仕様やオプションを決めました。はたしてその結果はどうなったでしょうか。

一条工務店の仕様カタログから選んだチョイス、付け加えたオプション、その間取りのこだわりポイントなどを解説していきます。

最後に実際に住んでみた良い点悪い点について感想を語ります。

今日のテーマは【玄関】です。

それではさっそく見ていきましょう。

玄関の間取りとこだわりポイント

我が家の玄関は下の図のようになっています。

玄関では以下の点にこだわりました。

こだわりポイント
  • 断熱性をよくしたい
  • 採光のための窓がほしい
  • 土間収納がほしい
  • コートを掛けられるようにしたい
  • リビングへのドアは透明ガラスで
  • 照明やコンセントは使いやすく

断熱性については、あまり寒い玄関にはなってほしくなかったので、断熱性のよいドアを採用しました。

採光については明るい玄関にしたかったためです。

土間収納は宿泊体験で見て便利そうだったのでぜひ付けたいと思っていました。

コート掛けについてはクローゼットまたはピクチャーレールのようなもので玄関にかけられると便利だと思っていました。

リビングドアは使いやすさと衝突防止のためです。

照明やコンセントはとにかく足りなくて不満がでないようにしたいと思いました。

建築後の実際の玄関の様子はこちらになります。

それでは、実際に選んだ仕様を見ていきましょう。

玄関ドア

我が家が間取り決めをしていた2018年当時は玄関ドアとして選べるのはプロセレーネとファノーバでした。ドアのラインナップの一部を下に示します。

ドアは同じシリーズでも型式によって断熱性が異なります。

全館床暖房の一条ハウスであっても玄関は寒くなると聞いていたので、玄関ドアには断熱性がよいものを採用したいと思っていました。とはいえ窓がなく明りが取れないのも玄関が暗くなります。

そこで我が家が選んだのはプロセレーネのPN019です。色はアーモンドメイプルにしました。

これなら断熱性はK1.5仕様で、かつドアについている小窓から明りが入ります。

また、ドアは親子ドアではなく単体ドアとしました。理由は断熱性です。ドア部分は壁よりも、さらに言えば窓よりも断熱性が落ちます。

そこであえて面積の大きな親子ドアは採用せず、単体ドアとしてあります。

幸い、今のところドアが小さくて困るような事態は起こっていません。

玄関ドアの上には庇としてアーバンルーフを付けています。バルコニーや1階部分の凹みで玄関に屋根を付けるケースが多いですが、そうじゃない場合はアーバンルーフを使用します。

ただしこれはオプションで有料になります。

ポーチタイル

玄関のタイルは以下の中から選べます。

我が家はT2810を選びました。実物の色もほぼ写真の通りです。

これにより暖かい感じの玄関になりました。

どのタイルでもそうだと思いますが、泥汚れは目立つので、いかにきれいに保つかが課題です。

リビングドア

i-cubeのリビングドアはこんな感じです。

ガラスはかすみガラスと透明ガラスが選べます。我が家は透明ガラスにしました。

かすみガラスだと反対側に人がいても分かりにくく、ドアを開けた時に人にぶつかる可能性があるためです。ドアを開ける際に毎回それを気にするのはストレスになります。

透明ガラスだと玄関から家の中まで見通せてしまって嫌だという人もいますが、そもそも玄関の中まで他人があまり入ってこないので今のところ問題ありません。

下の子はよくリビングドアの前で遊んでいることも多いので、見えないでドアを開けるとぶつかってしまいます。

ここは透明ガラスにしてよかったです。

ちなみに、建具の色は白い方にしました。

玄関には採光のための窓を付けました。JF1061+244が付いています。

細長い縦長のFIX窓です。

この窓があることで玄関が暗い感じにならずに済んでいます。

実際には玄関の照明がかってにスイッチにより自動で点灯するため、暗さを感じたことはありません。ここは気分の問題かもしれません。

窓を付けるとメンテナンス上の問題から室内側に何もないスペースが必要なため、シューズボックスは窓から半マス分だけ離れて設置されています。我が家ではこのスペースは傘立て置場として利用されています。

i-cubeでは窓に標準でハニカムシェードが付きます。

玄関の窓は西向きなので遮熱タイプになります。でもここはまったく開閉せず開けっ放しです。

もちろん夜は採光の役に立たないので、ハニカムシェードを閉めた方が断熱性がよいのでしょうが、上げ下げはけっこう面倒くさいです。

外側の窓枠の色も選べますが、白以外はオプションです。

白が一番しっくりくるように思います。他の一条ハウスで黒や茶色を見かけたことがありますが、色合わせはなかなか難しいような気がします。

また、窓は防犯ガラスになります。これは住まいの体験会(工場見学)で見られますが、台風で瓦が窓に突っ込んできてもガラスが飛び散らないような丈夫なフィルムが張られています。

同様にハンマーでガラスを割っても破れません。そもそもトリプルガラスで3枚もガラスがあるので壊して家に侵入するのもなかなか困難だと思います。

さらに開閉できる窓には防犯装置が付いています。防犯アラームがオンの状態で窓が開けられると、大音量で警報音がなる仕組みになっています。

シューズボックス

i-cubeの靴入れは以下のタイプになります。

我が家はホワイト・ウォールナットのM143Lを選びました。

画像ではホワイト・ウォールナットの色が分かりにくいですが、そこまで真っ白ではありません。

ここに家族4人分の靴がしっかり収納されています。今のところ収納量は足りてますが、子供が成長して靴が増えてくると整理が必要かもしれません。女性用冬物ブーツは場所を取りますので、上の子がそういうのたくさん持つようになると入らないかも。

コの字になっているところは物を置けるので便利です。金魚の水槽や、出掛けに必要になるマスク、子供用ヘルメットなど置いてあります。

おかげで我が家の玄関は生活感満載になってしまいました。すっきりさせるには物をあまりおかずに絵を掛けるとかがよいと思います。

クローゼット

我が家の玄関ホールには奥行2尺の押入Bがついています。横幅は1.5マス分です。

これは収納スペースにハンガーが掛かっただけの物ですが、この場所にあることでとても便利に使えています。

家に帰って来てすぐにコートをここに掛けられます。寝室などへ持ち込む必要がありません。衣服の調節がとてもしやすいです。

少し外に出たい時には、Tシャツの上にさっと何か羽織って出ることもできます。

玄関ホールにあるコート掛け用クローゼット。これはおすすめです。

システムクローゼット

一条工務店のシステムクローゼットは工場生産した物が運ばれてきて現場ではめ込むようになっています。

システムクローゼットの種類は上にあげたものよりもっとたくさんありますが、我が家の玄関には片側が棚、反対側が本棚になったブックシェルフタイプが入っています。

棚収納側は洗面所に向いていて、本棚側が玄関ホールを向いています。

この本棚部分には薬箱やちょっとした小さい置物などを置いています。また、間取りの都合上1階のトイレには壁掛け収納がつけられなかったのですが、この本棚部分の下の方にトイレットペーパーをしまえるので、役立っています。

土間収納

玄関には0.5畳分の土間収納があります。

ここにはベビーカーや虫取り網、レインコートなどが置かれています。あとは子供の砂場遊び道具とか。

室内に持ち込むのはちょっとね、という物を置けるのでとても便利です。

でも0.5畳で狭いのですぐにいっぱいになってしまいます。

電気設備

続いて電気設備です。分かりにくいですが、図面上はこうなっています。

我が家の照明は「LED照明で省エネ・節電キャンペーン」を採用しましたが、キャンペーン標準分では足りないので追加でいくつか設置しました。

もはやどれが追加分でどれがキャンペーン内かはっきり分かりませんが、照明はトータルで15万円程度かかっています。

また、コンセントやスイッチも標準分では足りず、追加設置分の費用が9万円ほどかかりました。

正直使ってないコンセントもありますが、まあ足りないよりはいいかなと。後から増設するのは難しいですし。

電気図面上には色んなスイッチやコンセントや照明器具の記号が記載されています。一条工務店の仕様確認ノートには記号の説明がありますので、それを見ると何がついているか分かります。

玄関の電気設備のポイントは「かってにスイッチ」です。

これは人感センサで人を感知して暗ければ照明を自動でオンにしてくれます。夜の帰宅時などは自分でスイッチを付ける必要がなく便利です。

また、玄関には色々な物のスイッチがたくさん設置されることになりますが、使用頻度の低い物は全部土間収納の中に押し込めました。たとえば、門柱やアプローチ用照明のスイッチ、ナノイーのスイッチなどです。これで室内の見た目はすっきりしました。

電気コンセントについては、玄関の中央部、シューズボックスのコの字の所、クローゼットの中、に設置しました。シューズボックスのコンセントは金魚用のエアーポンプに使用しています。残り二つのコンセントは正直全然使っていません。

また、玄関外の壁面にも防犯カメラ設置用の室外コンセントを付けました。自前で防犯カメラを設置するためです。

以下に電気図面の記号の意味を示します。スイッチやらコンセントやらの記号です。

追加したオプション

玄関周りで追加したオプションはこんな感じです。

アーバンルーフ97,000円(税別)
土間収納の棚6,000円(税別)
外部コンセント7,000円(税別)
ポーチライト

土間収納に棚やハンガーパイプを付けるのは有料です...。何もつけないとただ空間があるだけになります。

外部コンセントは防犯カメラの電源用にと外壁につけた物です。

ポーチライトは照明追加分に混ざってしまって個別の値段はよく分からなくなってしまいました。

間取りの良かった点、悪かった点

実際に暮らしてみて良かった点、悪かった点はこのようになりました。

良かった点
  • 玄関に収納がたくさんあって便利
  • 勝手にスイッチは楽でよい
  • ナノイーがいやなにおいを消してくれている気がする
  • シューズボックスの上に小物が置けるのも便利
悪かった点
  • 横玄関なので格好良くしても見る人がいない
  • 平凡な感じの玄関でインパクトはない

悪かったと言っても、実際困っているわけではありません。使い勝手にはおおむね満足しています。

ただ、玄関に入ると額縁に絵画が飾ってあるとか、大きな鏡張りになっているとか、玄関に吹き抜けがあるとか、そういった「すげー」みたいなのはないと思います。

もっと広い家で広い玄関にできれば...、みたいなない物ねだりの感想ですね。

できる範囲でベストは尽くしたと思います。

冬は玄関寒いかな、と懸念しましたが、1℃から1.5℃くらい他の部屋より温度は低かったですが、寒さを感じるほどではありませんでした。

まとめ

我が家の間取り詳細として【玄関】部分を解説しました。

間取りを考えていた初期のころは玄関は重視していませんでしたが、今は毎日家族全員が使うところなので重要だと思っています。バルコニーやウッドデッキなんかよりは重要度は高いでしょう。

強いて言えばもうちょっと広くできたら満足感は高かったと思いますが、収納と採光重視で設計したので実際使ってみると便利で使い勝手はよいものができよかったです。

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