
こんにちは、うさぎ家夫です。間取り詳細シリーズ、3回目は【キッチン】です。
我が家のキッチンへのこだわりというか、希望はこんな感じでした。
- キッズカウンターがほしい
- キッチンカウンターは妻が使いやすい高さに
- 一条カップボードも付けたい
- 勝手口はいらない
キッチンへの不安は、
- 収納が足りるか?
でした。
実際に建築して住んでみた結果、意外な盲点で不満点が出ました。それについては最後の方で述べます。
まずは仕様やオプションについて見ていきましょう。
キッチンの間取り図
我が家はLDK一体型の間取りになっています。そのキッチン部分を抜き出すと上のようになります。
横4マス、縦2.5マスの5畳程度の空間です。その中にキッチンカウンター、カップボード、冷蔵庫、パントリーなどが配置されています。
キッチンについてはできるだけ妻の希望を取り入れたいと考えていました。私自身の希望としては、防犯上の理由や耐震性・気密性向上のため勝手口は作らない、ということくらいでした。その点は了承してもらえたので我が家には勝手口はありません。
先日ご近所さんの家に泥棒が入る事件がありました。勝手口から侵入されたそうです。警察が現場検証に来ていましたが、同時に何軒かやられたということです。侵入しやすい経路はないか、今一度見直してみるとよいかもしれません。
そしてLDKの構造は妻の希望により対面キッチンの一体型LDKとなっています。なのでキッチンからはリビングダイニングが見渡せます。
また、料理をしながら子供の勉強を見られるということで、キッズカウンターは導入したいと考えていました。
キッチンカウンター
キッチンカウンターはその高さを80 cm、85 cm、90 cmから選ぶことができます。我が家では妻の希望によりキッチンカウンターの高さは90 cmを選択しました。奥行は650 mmです。
うちではキッズカウンターを採用したのでレンジフードのところに壁があります。そうすると間取り上の設置できる位置が決まってきてしまうらしいです。キッチンカウンターの位置を細かく何㎝調整する、みたいなのはできなかったです。オープンキッチンならできるみたいですが...。
キッチンカウンターの色
キッチンの扉の色はライト・ウォールナットにしました。i-cubeはi-smartと比べて選べる種類は少ないです。私は建具にはそんなにこだわりないので全然OKですけどね。なのでこの辺は全部標準品です。
キッチンはライト・ウォールナットで、シューズボックスと洗面台はホワイト・ウォールナットにしましたが、両者の色の違いはそんなに感じません。見比べてみると違いを感じる程度です。
キッチンシンク
我が家は樹脂シンクのオフホワイトにしました。キッチン台表面も同系の色なので一体感が出て良い感じです。
使い勝手は...よく分かりません。今度妻に聞いてみます。
キッチン水栓
水栓は標準の「シャワー引出式シングルレバー混合水栓」です。
私としてはこれがよかったです。宿泊体験で使用した水ほうき水栓はいまいちでした。普通の水流にしたりシャワーにしたり自由に切り替えたいですし、水量も自分で好きなように調節したいです。
我が家にはこれでよかったと思います。
食洗機
i-cubeには食洗機が標準で付いてきます。これは時間が惜しい子育て世代にはありがたい設備です。
問題は標準仕様でいくか深型にするかです。我が家は夫婦と子供二人の4人家族です。その4人分の食器を洗うのにどれくらいの食洗機があればよいのか読めません。
他のブログを見ると深型を推奨しているブログが多い印象です。もちろん「大は小を兼ねる」でこの場合は大きくしておけば安心ですが、オプションとして安くない金額が掛かります。
もしかしたら妻が食洗機を気に入らなくて全然使わないかもしれません。標準型でもなんとか4人分いけるかもしれません。
そういう不確実性があったため、食洗機は標準のままとしました。
実際に引っ越し後に食洗機を使ってみた(妻が)ところ、とても便利でありがたいということでした。食器洗いの時間が減って、そのぶん子供達の相手ができます。
ただし標準型は4人分としてはギリギリで、子供達が大きくなって使う食器も大きくなったら全部入らないかも、とのこと。ここは深型にすべきだったかと少し後悔しています。
キッズカウンター
我が家ではキッズカウンターを採用しました。なのでキッチンカウンターとその対面側にカタログ写真のような仕切りがあります。
この仕切りのキッチン側は調味料などを置いておくのに便利です。仕切り自体の上には時計を置いたり温湿度計を置いたりしています。
また、キッチン側にもダイニング側にも電気コンセントが付くので、一時的にミキサーなんかを使いたい時は便利です。
キッズカウンターでママが料理をし、子供達は反対側で勉強をする、というのが本来の使い方ですが、ダイニング側は現在物置状態になっています。
我が家では上の子が小2、下の子が2歳で、上の子の勉強道具をキッズカウンターに置いておくと下の子がぐしゃぐしゃにしたり落書きしたりしてしまいます。
上の子が宿題やっている最中も下の子の「俺にもなんか書かせろ」攻撃により集中できません。上の子が宿題に集中するには上の子と下の子を隔離することが重要になります。
というわけで、オープンなキッズカウンターでは勉強になりません。あと1、2年して下の子に聞き分けがつくようになるまでは無理そうです。
IHクッキングヒーター
現在一条工務店のおすすめの生活スタイルは「太陽光発電+オール電化」だと思います。確かにそのほうが、ガスを別途導入するより光熱費が安く済む感じです。
我が家はIHクッキング未経験だったので、当初はガスの導入も考えました。でもオール電化の光熱費の安さに惹かれたのと、宿泊体験でIHを使ってみて問題なかったので、IHクッキングヒーターの導入を決断しました。
次の問題は標準品にするかオールメタル対応付きのオプションにするかです。そして、食洗機やトイレなどもそうですが、この辺のオプションはそれなりに費用が掛かります。効果のほども未知数なのに気楽に導入できるものではありません。
判断基準は「迷ったら標準品で!」ではありませんが、仕分け候補にはなりますね。
結局我が家のIHクッキングヒーターは標準品を選びました。結果として今のところ特に問題は発生していません。調理は問題なくできているようですし、妻のご飯は相変わらずウマいです。
レンジフード
キッズカウンターの場合はコンロ部の前に壁があるのでオープンキッチンではありません。我が家の場合はI型キッチンということになります。
かっこよさではオープンキッチン用のフードの方がかっこういいと思います。でも別にこだわりはありません。I型キッチン用のフードでOKです。
キッチン周りの壁
レンジフードがある辺りの壁は壁紙ではなくボードかタイルになります。料理の汚れなどが付着してもふき取りやすい表面になっているのだと思います。
我が家はボード仕様のビアンコカララにしました。周りの壁紙の色と近いのでパッと見で違和感がないです。
パントリー
キッチンパントリーはシステムパントリーCQP-30Bがキッチンの角に付いています。一条の間取りでよくあるキッチンの間取りですね。宿泊体験棟でもありました。
乾物の食材は主にこのパントリーとカップボードの下部に入れてあります。キッチンの収納が足りるか心配でしたが、なんとかなっているようです。
カップボード
カップボードはB402を入れました。色はライト・ウォールナットです。
カップボードはオプションの中ではかなり高い部類です。なので導入するかどうか悩みましたが、せっかくの新築ですので家にマッチしたものがよいだろうということで決断しました。
B402は中央下部に収納がないタイプです。なぜこれにしたかというと、ゴミ箱を置くスペースを確保するためです。このスペースがあることでゴミ箱がすっきりと収まります。逆に言うと、そういった何もない部分がないとゴミ箱を置く場所に困ります。
これは宿泊体験棟で体験しました。宿泊体験棟のカップボードは下部まで全部収納になっているタイプだったので、ゴミ箱はキッチンの側面に置かれていましたが、はっきり言って通行の邪魔です。
他にもいい置場はなかったので、それなら少し収納を削ってでも邪魔にならないゴミ箱置場があったほうがよいです。これはこれを選んでよかったと思います。
窓
キッチン部の窓についてはキッチン横にJF1561というFIX窓と、キッチン背面にFJ5915というFIX窓が付いています。
間取り検討の初期は、「別にキッチンに窓なくていいじゃん、壁にした方が耐震性もよくなるし」と思っていました。でも窓は付けてよかったです。おかげで明るいキッチンになりました。窓がなかったらキッチンだけ暗い部屋になったと思います。
特に背面部の横長の窓が明かりを取り込んでくれます。側面の縦長の窓は、隣家が近いこともあって思ったより明るくなりませんでした。それは周囲の家配置との兼ね合いがあると思います。
キッチン横の壁は勝手口にする場合も多いかと思いますが、我が家は勝手口は採用しませんでした。それで今のところ特に困ってはいません。
電気設備
キッチンにはいろいろ電気設備が配置されます。IHクッキングヒーターとか食洗機とか。それらは導入すると決めれば電気的に施主の側が悩むことは特にありません。
キッチンで決めなければならないのは照明の種類とコンセント、照明スイッチの場所についてです。
キッチンでは炊飯器や電子レンジ、オーブントースターなどいくつかの家電を使うので、コンセントの数が足りるように付けた方がよいです。
我が家のカップボードの中段には、電子レンジ、炊飯器、オープントースター、電気ポットが置かれています。なので最低4個のコンセントが必要になる計算です。
実際、キッチン背面部に3個口のコンセントを2個付けて、計6個のコンセントがあるようにしました。
しかし実際に家電をつなごうとすると問題が発生しました。コンセントから遠い家電はケーブルがコンセントまで届かないのです。なので結局延長コードを間にかまして長さをかせいでいます。
それなら最初からそんなに壁コンセントをつけなくてもよかったかもしれません。延長コードが3個口とかなので、そこからも電気が取れるからです。
また、ここの電気容量に関しては、何か二つ同時に使うとこの部分のブレーカーが落ちます。例えば、電子レンジとオーブントースターを同時に使うとブレーカーが落ちる。これはもうちょっとなんとかならないのかと思います。
照明については一条のダウンライトにしました。キッチン部に3個、カウンター部に2個のダウンライトという計算です。これで明るさは十分明るいです。
照明のオンオフスイッチはキッチン横の通路側の壁に付けました。適切な壁がキッチン近くにないと照明スイッチを付ける場所に困ります。我が家は丁度良い場所に壁があってよかったです。
オプション
キッチン周りのオプションはこんな感じです。
カップボード | 182,000円 |
キッズカウンター | 住まいの体験会賞品で無料 |
壁下地補強 | 5,000円くらい |
コンセントや照明、スイッチ類はどれがオプションかよく分からなくなっているので書いてません。
壁下地補強はキッチンカウンター横の通路の壁に入れてあります。これはあまり意味はありません。念のための補強的なことで入れてあります。
良かった点、悪かった点
実際に使ってみた感想です。
- 食洗機は家事楽になる
- カップボードB402はゴミ箱がすっきり置けてよい
- キッチン横の通路部にベビーゲートを設置できた
- 勝手口をなくしてすっきりした
- 収納は足りている
食洗機とカップボードはそれぞれの項目で説明した通りです。
ベビーゲートは、我が家の下の子が小さいので料理中に入ってこられないようにするためです。キッチンカウンターの通路側に壁がちゃんとあるので、キッチンカウンターと壁との間に突っ張って設置するタイプのベビーゲートを設置することができました。お互いの安全上これは役立っています。
勝手口については、防犯性を上げたいとか耐力壁を増やしたいとかの理由で付けていません。なくて困っていませんし、家の外側の犬走の部分も勝手口のポーチ部がないので通りやすくなっています。
収納についてはキッチンカウンターやパントリー、カップボード、冷蔵庫などに分散して食材、食器、調理器具、調味料などを入れていますが、置く場所が足りなくて困るという事態にはなっていません。吊戸棚がないのでどうかな?とも思いましたが、一家四人分なんとかなっています。
- 差圧感応式給気口に雨が当たって音がうるさい
- 家電の電源ケーブルがコンセントまで届かない
- 電子レンジとオーブントースターを同時に使うとブレーカーが落ちる
- ゴミ収集がない期間のゴミ置き場がない
差圧感応式給気口は冷蔵庫の上の部分の壁に付いています。家のそちら側については、我が家は北側斜線規制の影響で軒や雨樋がありません。そのため雨が降ると屋根からの水滴が壁際に落ちます。
どうもこれが給気口外側部分に当たって音がするようです。それが結構家の中に聞こえます。家の別の面に給気口を付ければそれはなかったはずなので、付ける位置はもっと検討すればよかったかもしれません。
家電の電気関係については、まあ慣れれば気になりませんが、最初はショックでした。
ゴミについては、年末年始やゴールデンウィークなどでしばらく収集がない期間があります。その間もゴミはたまっていくわけですが、たまったゴミ袋を置いておくスペースが難しいです。玄関に置いておくと匂いが臭いですし、外に置いておくとカラスにやられました。
解決策は、鳥防止用のネットにくるんで外に置くことかな...と思っています。
まとめ
我が家のキッチンについて仕様やオプションの解説をしました。
また、建築後のキッチンの様子をこちらに追加しました。
キッチンについては主な使用者は妻で、私は時々パントリーのお菓子をあさるくらいなので、結構ぼんやりとした解説になってしまいました。
主婦目線による使用感などは、別途また妻にインタビューして記事にしたいと思います。