
我が家の間取り詳細シリーズ、今回は【リビング】をお届けします。
私はリビングはそんな思い入れなかったというか、我が家は約16畳のコンパクトLDKなので、それほど凝ったこともできず...。
家の間取りを考えている時に何かで読んだアドバイスで、『リビング周辺には家族それぞれがくつろげる場所があるとよい』というようなものがあり、なるほどな~と思いました。
そこで私の想定では、LDK周辺での家族の居場所として、ひとりはリビングのソファーでテレビを見て、ひとりはダイニングテーブルでお茶を飲み、ひとりはキッズカウンターで本を読み、ひとりは和室でゴロゴロする、、、ということを考えました。
かなりざっくりとした想定ですが、実際のリビングはどうなったでしょうか。
さっそく中身を見ていきましょう。
リビングの間取り図
我が家の16畳のLDKは一体型なので、どこからどこまでがリビングかと言われるとはっきりしませんが、これまでキッチンが5畳、ダイニングが6畳とカウントしましたので、リビングは残り5畳ということになります。
リビングの掃き出し窓の外には約2畳分のウッドデッキがあります。リビング内の壁面にはアクセントとして無垢パイン材を施工しています。あとは、天井にサーキュレーターが付いています。これは「さらぽか」を採用すると付いてくる送風機で、室内の空気をかき混ぜるのに使います。
テレビは東面のパイン材がある壁側に設置する予定です。テレビの前にはソファーを置きます。家族の一人はここでくつろぎます。
4人家族なので、想定としてはもう一人はダイニング、もう一人はキッズカウンター、最後の一人は和室で好きなことをやる、という予定でした。が、現在キッズカウンターは使える状態ではありませんので、実際にはリビングのソファーで二人でテレビを見るか、一人は2階の寝室にいます。
一応それで家族それぞれが好きな居場所がある状態になりました。
掃き出し窓

リビングの窓はJ5971です。この窓はウッドデッキへ出るための扉としても使用します。トリプルガラスなので開け閉めの際、けっこう重量を感じます。これのお陰でしっかり断熱していると思えばありがたいです。
この窓が我が家では一番大きな窓になります。そのため真冬に窓の近くによると、トリプルガラスとはいえ冷気を感じます。
電動ハニカムシェード
リビングの掃き出し窓のハニカムシェードは電動タイプにしました。宿泊体験でやってみたところ上げ下げに重さを感じたので。窓が大きくなるほどハニカムシェードも重くなります。電動であることで上げ下げは楽です。
ただし、ハニカムシェードについては子供、特に下の子がすぐにぐしゃぐしゃにしてしまいます。そのまま気付かずに動作をオンにすると、ぐしゃぐしゃのまま押しつぶされたり、レールから外れたまま無理やり上に上がって行ったりします。これは悲しい物があります。
が、そこはもう諦めました。下の子がハニカムシェードに体当たりしない日はないので...。
無垢パイン材施工
リビングの東側の壁にはアクセントとしてレッドパイン材がはめ込まれています。これは住まいの体験館で見て気に入ったので施工しました。木の雰囲気が柔らかく温かみのある空間を演出してくれます。単に真っ白な壁紙だけよりも個性と特徴のある内装にしてくれます。
…といっても、我が家のリビングは子供のおもちゃやベビーゲートが置かれて生活感が満載で、とても空間をおしゃれにコーディネートしているとは言えません。なかなか家の中を「わー、素敵~」と思わせるように仕上げるのは難しいですね。センスが要ります。
壁面パイン材はせめてもの精いっぱいのオシャレです。オプション料金も思ったより安いですし。
壁紙
室内の壁紙は白にする人が多いと思います。しかし、クロスについては白も何種類もあります。なのでどれにすればいいか困ってしまいます。ということは、どれを付けても大差ないのかもしれません。
我が家では、打合わせを行った一条工務店の建築士さんおすすめのIC-1000のクロスを採用しました。玄関、LDK、ホール、子供部屋は壁と天井にこのクロスが貼られています。
実際に住んでみて、特に違和感はありません。少しザラザラした表面なので、傷ができても目立ちにくいということらしいです。
サーキュレーター
『さらぽか』を採用すると天井にサーキュレーターが付いてきます。LDK用には1台です。これで部屋の空気をかき混ぜることで涼しく感じます。
デシカント空調により室内の湿度は50 %程度に除湿されているので、少し風があると体感的にはけっこう涼しいです。
このサーキュレーターは強度を3段階で変えられるのですが、最強にすると音はうるさいです。
ウッドデッキ
リビングの掃き出し窓の外にはウッドデッキが設置されています。大きさは約2畳です。全然広くないので、チェアーに座って景色を眺めたり、一緒に子供たちと遊んだりするスペースはありません。もっぱら洗濯物を外干しするのに使っています。その用途としてはとても役立っているので、付けて良かったです。
ウッドデッキは手すり付きです。家の正面は駐車場になっていて、そこからウッドデッキの上面までは落差が1 mくらいあります。落ちると危険なので手摺りは必要です。ウッドデッキの側面は手すりがなく階段がついていて、地面に降りられるようになっています。
引っ越しの際、もし玄関からリビングドアを通って冷蔵庫を搬入できない場合は、この掃き出し窓から搬入する予定でした。結果として玄関から冷蔵庫を入れることができたので、こちらは使いませんでした。
室外物干
室外物干は掃き出し窓のところに壁付けタイプが付いています。
我が家は計画では室内干しメインでせいぜいたまにしか室外干しは使わないつもりでした。でも実際に室内干しをしてみると、思ったより乾きが悪いのです。タオルなんかを室内干ししたところ、生乾きのすっぱい匂いがするようになってしまいました。
なのでうちでは基本は外干しに方針変更となりました。そのため、念のためと思って付けた外干し用の物干が大活躍しています。また、このウッドデッキの上にはバルコニーがあって庇になっているため、多少の雨なら洗濯物を守ってくれます。急な雨で洗濯物が台無しになることはある程度避けられます。
天井下地補強

リビングの天井には一部分に天井下地補強が入っています。天井下地補強には合板と角材の二種類あります。角材の方が耐荷重が大きいです。ここでは角材による補強を採用しました。
補強の目的は、天井から吊るすタイプの運動器具を付けて運動するためです。耐荷重は180 kgと言われているので、人がぶら下がるのも大丈夫そうです。合板の場合は耐荷重がもっと低く(80 kgくらい?忘れてしまいました...)、人がぶら下がるのには足りない感じです。
ただ、現在のところここには運動器具を付けていません。主寝室の方に付けたのでまあいいかとなりました。
どこに付けるにしろ、器具を取り付けるのは自分でやる必要が出てきます。なぜなら、器具を取り付けるタイミングは、石膏ボードも壁紙も完成した最後のほうになるからです。そのころには大工仕事は既に終わっています。なので誰かに頼むタイミングがありません。
私は補強の位置を写真に撮っておいて、入居後に自分で器具を取り付けました。
電気図面
リビングの電気図面は上のようになっています。電気コンセントは部屋の各コーナー付近にあるように設置しました。
テレビを設置する予定の一角には電気コンセントにテレビ線、電話線、LANも配線されている情報公ン銭と『JC』も設置しました。実際にテレビはここに設置したので、テレビ線は役立っています。
電話は結局キッズカウンターに置いたので、ここの電話線は使っていません。
LANケーブルについては、無線LANがうまく通じない場合に備えて各部屋に配置しています。でも無線LANでなんとかなったので有線LANは全然使っていません。有線LANは結果的には過剰設備になってしまいました。
また、ウッドデッキ部には屋外用のコンセントを設置しました。これは、そのうち高圧洗浄機を使ったりすることもあるかな、と思い設置したものです。今のところ使っていませんが...。
電気図面の記号の意味はこんな感じです。
オプション
リビング周辺で追加したオプションです。
ウッドデッキ | 152,700円 |
電動ハニカムシェード | 10,000円 |
屋外物干金物 | 8,400円 |
レッドパインムク羽目板貼 | 28,900円 |
天井下地補強 | 6,000円 |
防水アース付きコンセント | 7,000円 |
ウッドデッキは高いですが、鉄筋入り土間コンクリートも含めてこの値段なので悪くないと思います。
電動ハニカムは、子供がぐしゃぐしゃにしてしまうことを除けば付けてよかったと思います。
屋外物干金物は役立っています。
レッドパインムク羽目板は思ったより安価で嬉しいオプションです。
天井下地補強と屋外コンセントは全然使っていませんが、金額が高くないのでダメージは小さいです。
良かった点、悪かった点
リビングを実際に使ってみた感想です。
- レッドパインムク羽目板はまあまあカッコいい
- 屋外物干は役立っている
- コンセントは増やしてよかった
- 電動ハニカムシェードは楽
レッドパインと物干はそれぞれの項目で書いた通りです。
コンセントは、ソファー周辺や階段近くにもつけたので、ノートパソコン用の電源を取ったり掃除機をつけたり、子供用の鼻水吸い機の電源を取ったりするのに便利でした。
リビングの掃き出し窓は大きいのでここは電動ハニカムにしてよかったです。毎日の上げ下げが楽です。
- 16畳のLDKは広くはない
- 掃き出し窓のハニカムシェードは子供が触りまくってぐしゃぐしゃになる
これは我が家の土地と予算の関係上仕方ないのですが、16畳は広くはないです。特に現在は子供用のおもちゃやベビーサークルが所せましとリビングとダイニングを占拠しているため、余計に狭く感じます。
ハニカムシェードは子供がいると体当たりされたりしてぐしゃぐしゃ、よれよれになります。特に2歳の下の子は言っても聞きません。もう諦めました...。
まとめ
我が家のリビングについて、仕様やオプションなどを紹介しました。
リビングは家族の憩いのスペースなので居心地よくしたいと思っていましたが、なかなか難しいです。大満足!とはいきませんでした。
何が問題?と言われるとうまく言えないのですが、リビングについてはもっといろんな家を見学したりして勉強すべきだったかな、と思います。
まあ我が家のLDKも悪くはないんですが...。