外構プランの検討(1)【図面と見積】駐車場の土間コンクリート削減

間取りが決定して着手承諾が終わると、次は外構の検討に入ります。外構というのは家の敷地内で建物以外の部分が大体含まれます。たとえば、庭、駐車場、柵、門柱、郵便受け、玄関アプローチなどです。

建売の場合は外構も込みの値段で販売しているのでしょうが、注文住宅では外構は建物とは別に外構屋さんに頼まなければなりません。これがバカにならない費用が掛かります。

我が家は既に土地と建物でかなりの金額になっているため、外構にはそれほどお金を掛けられない状況です。将来的な家計のことを考えると、少しでも出費を抑えたいところ。

そうは言っても外構にもそれなりの希望もあります。家の間取りやオプションと同じく、理想と現実的な費用の間で揺れ動いた時期でした。

最終的に外構プランを決定するまでにいくつかの案を検討しましたが、採用したプランは『一番安いプラン』ではなく『必要な物は盛り込みつつ無駄は省いたもの』となりました。

あんまりケチって削れるだけ削ると、住んでから「やっぱりああしておけばよかった」と思うことになるかもしれません。それは避けたかった。

それでは、実際に検討したプランを初期案から見ていきましょう。

外構業者の検討

我が家が頼んだ外構屋さんは一条工務店の提携業者になります。

外構はハウスメーカーから紹介される業者に発注しなければいけないわけではないので、自分で探してきてそこに依頼することもできます。自分の好みの外構を納得できる価格で施工してくれる業者が見つかるのであれば、自前で探すのもありだと思います。

我が家の場合は先行工事が必要だったり、事前に一条工務店を通してもらっていた見積が意外とリーズナブルな金額だったこともあり、提携業者にお願いすることにしました。

その方が、施工のスケジュール管理だったり何かトラブルがあった場合の対応だったりに一条工務店にも責任を持ってもらえるだろうという目論見もあります。

結果として大きなトラブルもなく納得できる外構ができたので、よかったと思います。

外構プランその1

我が家の「外構プランその1」は下のようになっています。

パッと見で特徴的なのは、駐車場を車輪部分のみ土間コンクリートとし、それ以外は砂利敷きとしているところです。その目的は費用を抑えることにあります。外構で高いのは土間コンクリートの部分なので、それを減らして安くしようという目論見です。

それから、外構の左下部分は玄関アプローチで、我が家の土地は道路と比べて50 ㎝ほど高くなっているので、玄関に到達するまでに階段が必要になります。

実はこの部分は階段ではなくスロープにするかどうか悩みました。我が家は小さい子がいるのでベビーカーを押すのにスロープのほうがいいんじゃないかとか、老後もし車椅子生活になったらバリアフリーのほうがいいんじゃないかと思ったからです。

でももし本当にバリアフリーにするなら、玄関ポーチや上り框も含めてどうするか考えないといけないので、現段階ではバリアフリー化はなしにしました。雪の日にスロープで滑って転ぶという懸念もあったので、結局階段を採用しています。ただし、やはり段差があるのでベビーカーは押しにくいです。

右下部分は家庭菜園のためのスペースです。妻の希望によりトマトやナスなどを栽培できる場所を確保しています。

それから、駐車場の右側部分からウッドデッキや立水栓に行けるように、この部分にもブロックで階段を付けてあります。

家の周囲には柵が必要となりますが、実は我が家のお隣や裏手は既に家がっており、柵もあります。そのため、新たに柵を作らなければならない場所は、現在も空き地になっている左上部分のみとなります。柵の費用は意外とするので、これはありがたかったです。

外構費用の内訳

上は費用内訳(1)になります。

先行工事というのは、建物の基礎工事が始まる前に土地の土を削ったり駐車場用の敷地を作ったり余計なブロックを撤去したりする工事です。でもはっきり言ってどこからどこまでが先行工事で、具体的にどんな工事が含まれているのかはよく分かりません。こちらとしては、一条工務店提携業者だからスケジュールに遅れないようにちゃんとやってね、というくらいの感じです。

外構土工事というのが、建物ができた後に本格的に外構工事をやるときの土作業なんですかね、たぶん。ネット情報では「残土処分を知り合いにやってもらうと安く済む」みたいなのもありますが、そんな知り合いはいませんし何かトラブルがあっても嫌なのでお任せです。

家を検討していると思った以上に予算が膨らんで、「ちょっとでも無駄を省きたい」という気持ちになりますが、それでトラブルが生じても嫌ですし、結局は適正な価格でちゃんとしたものを作ってもらえればそれでいいかな、と今は思います。外構工事もトラブルゼロではありませんでしたが、できあがって使ってみて今のところ問題ないのでまあよかったかなと思います。

土間工事というのはコンクリートを敷き詰める部分や家の周囲に砂利を敷く部分の工事ですね。駐車場や玄関アプローチの部分は土間コンクリートになります。

外構って思ったほど費用削減できるところがないので、削れるとしたらコンクリート部分を減らすくらいでしょうか。というわけで、このプランでは駐車場で車の車輪が来る部分をコンクリートにし、残りは砂利敷きにしています。それで少し費用削減になっています。

でも駐車場の見栄えや使い勝手は微妙...。毎日きっかり同じように駐車するのも大変ですし、砂利はちらばって行きそうですし。あとは近隣のお宅と比べて、砂利敷きだと少し安っぽく見える...ような気がします。隣近所はみなさん駐車場はコンクリートかレンガブロックになっているので。悩みどころです。

上は費用内訳(2)です。

組積工事というのはブロックを積む部分のようです。階段を作るのにブロックを積みますし、ウッドデッキ部の土が崩れないように土留めのブロックも必要です。あとは隣地との境界に柵があるのですが、我が家側の土を多少掘るので既にある柵が倒れないように低めのブロック塀が必要になります。

門柱工事は、文字通り門柱を作る部分です。柱を立ててそこにインターホンや照明、郵便受けを設置します。一条工務店からもらうオリジナル表札も門柱に付けてもらいます。門柱は安いものから高価なものまでいろいろです。我が家はこの部分はあまりお金を掛けないようにしました。

フェンス工事は、家の裏手の敷地境界に柵を作る部分です。我が家の場合はほんの2.76 mなので安く済みました。もし隣地境界全てに柵を立てるとすると45 mくらいあるので、この15倍以上かかる計算です。ブロックも作らなければならないので、柵だけで50~60万円くらいかかりますね。その分が浮いたのでそこはラッキーでした。

上が費用内訳(3)です。合計で1,296,000円です。悪くはない感じです。

柵がほとんどないのと土間コンクリートを削った効果が大きいです。でもこれ以上の削減は難しい感じです。そして見栄えも使い勝手もいまいちっぽいです...。

まとめ

我が家の外構プランその1について紹介しました。

うちはお金持ちではないので、外構はぜいたくはできません。でも見栄えや使い勝手で後悔もしたくないです。

今回のプランで最低限必要なラインが見えたので、ここからバージョンアップしていくことになります。

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