新築工事その11【外壁穴あけ工事】一条工務店i-cube

前回の記事で1階トイレ排気口の位置が低かった問題について紹介しました。

今回はそれをどのように直してもらったかについて説明します。

トイレ排気口の位置が低いままだと、1階トイレから伸びた排気ダクトが天井からはみ出して見えてしまいます。

そのため、高い位置に排気ダクトをつけ直します。

それをするには外壁に新たに排気ダクト用の穴をあける必要があります。

もともと開いていた穴はふさぎ、その少し上に新しい穴をあけることになります。

でも外壁に穴をあけて大丈夫なのでしょうか?

気になるのは、耐震性の低下、防水性の低下です。

2x6住宅は壁が地震の際の耐震性を担っているので、壁に穴をあけると多かれ少なかれ耐震性が低下するはずです。

また通常、外壁用の合板の外側には透湿防水シートが隙間なく貼られていて、これは木材が雨で濡れるのを防いでいます。

この透湿防水シートにも穴をあけることになるので、防水性に懸念が生じます。

木材が湿っていると腐朽菌が生えたりシロアリが巣食ったりする心配があるため、防水は重要です。

それでは見ていきましょう。

排気口用外壁穴あけ工事

もともとの状態は下の写真のようになっていました。

白いお面のように見えるのが排気口です。

その上の、タイルがはがしてある部分に新しい穴を開けます。

家の内側から見ると下の写真のようになります。

この穴が天井部分より低いため、排気ダクトが天井に収まりません。

それでは穴を開ける様子を見てみましょう。

下の写真は「穴を開ける前」「開けているところ」「開けた後」の写真です。

穴が二つになりました。

それを室内から見ると下のようになります。

元の穴をふさぐ

これで新しい穴ができたので、元からあった穴はふさぎます。

下の写真は発泡ウレタンフォームで穴をふさいだところです。

外側から見るとこうなっています↓

これで穴がふさがったので、次は透湿防水シートを張り直して防水します。

下はシートを貼っているところです。

きれいに貼れました。

排気ダクト接続、防水処理

さて、次は新しくできた穴に配管を設置します。

下の写真が配管です。

これを穴に埋め込むと下のようになります。

元の穴に詰められた発泡ウレタンフォームも表面がならされて平らになっていますね。

元の穴のほうの処置はほぼ完了で、下の写真のようにあとはタイルを貼るだけになっています。

残りは、新しく作った排気口まわりの防水処理です。

新しい排気口の近くを拡大すると下の写真のようになっています。

穴の奥には室内側につなげられた排気ダクトも見えますね。

この穴の周囲の隙間から雨水などが入るのを防ぐために防水処理をします。

下の写真はダクト周りのシーリングです。

そこからさらに周囲に防水テープを貼ります。

その上に、タイルの下地のような黒い板を貼ります。

その上にカバーをします。

最後にタイルを貼って出来上がりです。

室内から見た写真は下のようになります。

前より高い位置に穴があります。

石膏ボードを貼ったので前の穴は見えません。

天井をつけて壁紙も貼ると下の写真のようになります。

排気ダクトと排気口は天井に隠れて見えなくなっています。

まとめ

これで、排気口が低かった問題の修正は完了です。

一時はどうなるかと思いましたが、しっかり対応してもらえました。

家を建てると何の問題もなく完了するのは難しいのかもしれません。

なので、問題が生じた時にどう対応してもらえるかが重要だと思います。

わたしとしては、性能や機能を落とさず見た目もきれいに仕上げたかったので、一条工務店の今回の対応は理にかなったものでよかったと思います。

それと、今回の補修とは関係ないですが、少し疑問に思ったのは、排気口というのは断熱的には外部と変わらないわけで、そうすると真冬には排気口周辺は結露するんでしょうか?

その辺が木材に与える影響がちょっと気になりました。

何かの参考になれば幸いです。

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