【一条工務店i-cube】太陽光発電の発電量、売電量、電気代

我が家のi-cubeは「さらぽか」装備、オール電化、太陽光パネルあり、となっています。その住み心地は大きく電気に依存しています。お湯を沸かすのも料理をするのも床暖房床冷房も空調するのも電気です。そこで電気代が気になるところだと思います。

  • 実際のところ一条工務店の太陽光パネルはどれくらい発電できる?
  • 月の電気代や年間の電気代はいくらかかる?

それらの疑問にお答えします。太陽光発電パネルでは、発電した電力のうちその場で消費しない分は売電します。逆に、発電しても足りない分や夜間は電気を購入します。これのお陰で24時間床暖房床冷房、24時間換気および湿度コントロールシステムを稼働させても電気代を抑えることができます。2019年と2020年について、発電量や売電量、電気代などをまとめましたので紹介します。

太陽光パネルによる発電量

我が家の太陽光パネルの容量は7.77 kWとなっています。日射でフルで発電して最大それくらいということでしょうか。実際の発電時の出力は天気や季節によりますのでそれより低くなります。

下のグラフは月ごとの発電量です。青い線が2019年でオレンジ色の線が2020年です。

少ない月で500 kWh、多い月で1200 kWhくらいの発電量です。大体の季節ごとの傾向はありますが、実際にその月にどれだけ発電したかは晴れの日が多かったかどうかなどにもよるので、年によって違います。また、太陽光パネルパネルは経年劣化するそうで、毎年1%程度性能が落ちていくらしいです。年間の合計発電量は以下のようになっています。

年間の発電量
  • 2019年 9606.25 kWh
  • 2020年 9420.58 kWh

2020年の方が2%くらい発電量が低くなっています。これが劣化によるものか日射の違いによるものかは分かりません。あまり減らないでくれるとありがたいですが。

売電量と売電額

発電して余った電力は売電します。10年間はそこそこの値段で買い取ってもらえます。その後は買い取り価格が激減するらしいですが、よくわかりません。実際の売電量と売電額を見てみましょう。

月の売電量は400 kWhから900 kWhくらいです。2019年は売電開始が遅かったので2月からの集計になっています。2020年の夏に売電量が下がっていますが、これは天候等による発電量の低下と、床冷房設定温度を低くしたことによる消費電力の増加によると思います。年間の売電量は下のようになります。

年間の売電量
  • 2019年 6916 kWh
  • 2020年 6706 kWh

上のグラフが売電額です。固定買取価格なので、グラフの形状は売電量と同じになります。年間の売電額は次の通りです。これは、契約時の売電単価によって変わります。

年間の売電額
  • 2019年 179816円
  • 2020年 174356円

2020年は2019年より売電量、売電額ともに減少です。2019年の方が期間が1か月短いのにも関わらずこの結果になりました。年間の発電量はそれほど変わってないことから、2020年は消費電力が増えていることが伺えます。

購入電力

発電しても足りない分の電力や発電していない夜間の電力は電力会社から購入します。以下がそのグラフです。

一見して、2020年のほうが購入電力が多いことが見て取れます。特に夏場。2019年は最初の夏ということで床冷房システムを控えめで運転していました。でも次の年は、もはや一条の家の快適さに慣れて手放せなくなっていたため、設定をより快適な温度に下げてしまいました。その分、電気使用量が増えてしまっています。年間の購入電力は次のようになっています。

年間の購入電力
  • 2019年 4715 kWh
  • 2020年 5337 kWh

購入電力よりも売電電力の方が大きいことが分かります。買った電力よりも売った電力の方が多いということですね。

上のグラフは掛かった電気料金になります。基本料金や月ごとの調整額などがあるので、購入電力に完全に比例ではありません。年間の電気料金は下のようになります。

年間の購入額
  • 2019年 150540円
  • 2020年 159446円

まあ、2020年の方が電気代が掛かっていますね。それでも、結果を見ると払った電気代よりも売った電気の売電額の方が大きくなります。素晴らしい。ただし、売電収入は雑所得で税金が掛かるので、売った分がまるまる儲けとは行きませんが。また、固定買取期間が終わったあとは安く買いたたかれます。その時は、蓄電システムが安価になっていたら導入してもよいかもしれません。

消費電力を計算する

では、発電や購入に関わらずトータルでどれだけ電力を使っているでしょうか。その消費電力は「発電量-売電量+購入量」で計算できます。それをグラフにしたのが下です。

明らかに、2020年の方が夏場と冬場の消費電力が大きくなっています。快適な生活を求めた結果でしょうか。もしかして気密断熱が劣化してきて、より電力を投入しないと同じ快適さを保てなくなったのでしょうか。そうではないことを祈ります。

まとめ

我が屋の太陽光パネルによる発電と電力使用の実際を紹介しました。私が家を建てた時はまだ電力の固定買取制度がありましたので太陽光パネルを導入する意味もありましたが、それがダメになるとどうなんでしょうね。蓄電池システムとセットでコスト的に見合うようになればまたよくなるのかもしれません。

また、室内の快適さは消費電力と大きくかかわってくるところですが、さらぽか装備の我が家の温度湿度はどうなっているかが気になるところではないでしょうか。それについては以下の記事で紹介しましたので、参考になれば幸いです。

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