間取り詳細【子供部屋】仕様やこだわり、後悔、オプション、電気設備

間取り詳細シリーズ、最後は【子供部屋】です。

我が家の子供部屋は二つあり、微妙に配置は違いますがどちらも同じ大きさです。

上の子が女の子、下の子が男の子で性別が違うこともあり、連結せずにおのおの独立した子供部屋としました。

我が家は30坪ちょっとのコンパクトハウスなので、子供部屋もコンパクトにまとめました。

それでは中身を見ていきましょう。

子供部屋の間取り

北側子供部屋
南側子供部屋

子供部屋は北側と南側に一つずつあります。それぞれの間取り図は上のようになっています。大きさは両方とも4.83畳+システムクローゼットとなっていますが、ドアやクローゼットの配置が異なります。

子供部屋の役割は、睡眠と勉強ができれば十分と考えたので、この広さでOKです。家具の配置としては、ドアを入って奥の窓際にベッドを置き、手前側に勉強机を置く予定です。

当初は4.5畳+1畳の収納スペースと考えていましたが、ベッドを置いた際にシステムクローゼットの扉を開けるためのスペースが少なく開けにくいため、システムクローゼットの奥行を減らして2尺のものにしました。

部屋入り口のドアは引いて入る開き方になっています。2階ホール側の圧迫感を減らすための配置でこうなりましたが、部屋を使用する上でも特に問題は発生していません。こうしたおかげで2階ホール奥にも照明スイッチが付けられたのでよかったと思います。

ただ、現在のところ子供部屋は子供部屋として使われておらず、就寝時の人員配置は主寝室に妻と子供二人、北側子供部屋に私となっています。南側子供部屋は今のところ完全におもちゃ置場になってしまいました。

防音施工

北側子供部屋には壁内に防音施工を施してあります。この部屋はトイレとデシカントと隣接しているので、音漏れの影響を低減するためです。

寝室は安眠性重視で行きたかったので、設計時から音は懸念していました。なのでトイレに接する面とデシカントに接する面には壁内に吸音材(グラスウール)を入れ、さらに壁面に壁下地補強(合板)を入れました。

音の伝わりを低減する方法としては『吸収』と『反射』があります。ここでは、グラスウールで音を吸収し、合板で音を跳ね返すことを狙って施工しています。

それがどの程度効果があったか分かりませんが、この部屋で寝ていてもトイレやデシカントの音は気になりません。デシカントの音はほぼ全く聞こえません。耳を壁に直付けすれば聞こえるかなという程度です。

トイレの音は、接している壁から聞こえるというよりむしろドアを通って2階ホールの方から聞こえます。ドアの方が薄く、隙間もあるので音がだだ漏れなんですね。でもまあ、許容範囲だと思います。

寝室のエアコンの必要性

我が家は一条工務店が誇る床冷房システムである『さらぽか』を装備しています。そのため、設計時に「個別エアコンは必要か?」という疑問がありました。

もしかしたら『さらぽか』だけで十分かもしれません。あるいは逆に、暑い日はエアコンで追加で冷やしたくなるかもしれません。そこはやってみなければ分かりません。

幸い、我が家はアパート時代に新し目のエアコンを3台所有していました。まだまだ使える品物なので、新居に移設することにしました。

ただし、エアコンの引っ越し代は安くありません。室外機1階置きで2階設置になる部屋もあります。せっかくの新築なので配管の化粧カバーも付けたいです。そうなるとどんどん金額があがり、最終的にエアコン3台の移設で8万円程度かかってしまいました。

はたしてそれだけの意味があったのか。移設したけど一度も使用せずではお金の無駄になってしまいます。

結論から言うと、我が家ではこの夏に3台中1台のエアコンを使用しています。8月に入ってから我が家がある地方も容赦なく暑いです。連日35℃程度まで気温が上がります。そうなると、『さらぽか』を動作させているとはいえ、家の中が暑くなることがあります。

風呂を使ったり料理したり、人が何人も活動したりしていると部屋の温度が上がってきます。そして1階よりも2階が暑いです。時に28℃くらいになります。そうすると快適に寝付くには少々暑い。

そのため、就寝時に寝やすいように素早く温度を下げるのに、エアコンが役に立ちます。

寝付いたあとは、『さらぽか』による湿度コントロールのお陰もあり、寝苦しいということはほとんどありません。

逆に、冬はまったくエアコンは使いません。床暖房で十分快適です。

壁下地補強

壁下地補強はさきほど述べた防音目的の他に、南側子供部屋にも一部入れてあります。これは、将来的にハンガーレールなどをDIYできるように入れました。

一応、1階リビングのテレビの音なんかがうるさくないように防いでくれたらいいな、という気持ちも込めています。でも南側子供部屋には吸音材は入っていません。まあ気休めですね。

システムクローゼット

システムクローゼットはCAC-60Bを選びました。どれがいいか正直言ってよく分かりませんでしたが、建築士さんのおすすめはこれでした。一番自由度が高く使えそうな気はします。

収納量が足りるかどうかですが、大きくなって物が増えてくると足りないかもしれません。その場合は追加で引き出しを買ったり棚を買ったりするのだと思います。そこは子供本人がよく考えてレイアウトを決めてほしいと思います。

子供部屋のメインの窓は片側FIXのJM5945です。この窓はFIX窓が大きくとれるので眺めはよいです。また、子供の転落防止のために、開き窓部分には開口制限がついています。これにより窓は少ししか開かないようになっています。

開口制限は必ずつけなければならないものではありませんが、私は安全のため付けてもらいました。このため、換気計画的にはもう一つ窓を付ける必要があります。

そのもう一つの窓は、北側子供部屋にはJK2030、南側子供部屋にはJB2461が付いています。JK2030は高い位置にあるので身を乗り出すことはおそらくないでしょう。JB2461はバルコニーに面しているので大丈夫です。

子供部屋の窓にもあとからカーテンを付けられるようにカーテンレールを付けました。また、JK2030とJB2461は遮熱ハニカムシェードとしてあります。JK2030は西向きなので標準で遮熱ハニカムです。JB2461は東向きなので標準では断熱ハニカムですが、朝日で明るくなりすぎるのを防ぐために光を遮る遮熱ハニカムとしました。

壁紙

子供部屋のクロスは壁面も天井も全部IC-1004としました。両方の部屋で、上の子用と下の子用に壁紙を変えるという話もありましたが、どちらがどの部屋を使うのかまだ確定ではない部分もあり、どちらに転んでもいいように無地の白いクロスにしました。その部屋に住んだ人が自由にデコレーションしてくれればよいと思います。

そしてやはりこのクロスだと、部屋の印象はなんの特徴もない感じの、建売住宅やアパートに近い印象の部屋になります。

物干

子供部屋にはそれぞれ一本ずつ室内物干し金物を付けました。一本なので物干竿は置けません。使い方としては、物干ハンガーをひっかける感じになります。

実は妻はこれを結構使っています。たとえば、明日朝までに急速に乾かしたい物があったりすると、ここに引っ掛けて天井サーキュレータを動かすか、またはさらに除湿機からの風を当てて乾燥を促します。これで洗濯物は素早く乾きます。

でも除湿機を動かすとうるさいし発熱がひどいので、誰も寝室として使っていない南側子供部屋が利用されています。乾くのは速いですが、でも電気代はかかります。

電気図面

北側子供部屋
南側子供部屋

子供部屋の電気図面は上のようになっています。これと言って特徴はありません。コンセントはいくつか増やしました。

子供部屋には情報コンセントJCLを付けました。これは有線LANのコネクタが付いているものです。子供部屋にはテレビは置かない、という方針のもと、TVアンテナ線は付けませんでした。

ただ、無線LANが各部屋まで届いたので、有線LANは無用の長物と化しています。

追加したオプション

遮熱ハニカムシェードに変更1,200円
壁下地補強16,000円
壁面断熱材充填施工15,000円

子供部屋はオプション少ないです。防音施工である断熱材充填がそれなりの金額します。

良かった点、悪かった点

良かった点、悪かった点の多くは主寝室と共通です。

良かった点
  • 防音施工のお陰かデシカントの音は気にならない
  • 色んな場所にコンセントを付けたのでノートパソコンが使いやすい
  • 音が静かで空気もきれいでよく眠れる
  • さらぽかのお陰でエアコンの風にさらされることがあまりなく、寝やすい(夏場)
悪かった点
  • リビングからのテレビの音はそれなりに聞こえる
  • 各部屋に有線LANは不要だったかも
  • 大勢が同じ部屋で寝ると熱がこもる
  • 床に布団直置きだと床冷房の効きが悪い感じがする

断熱性のよさのため、部屋に熱源があると熱がこもる感じがあります。我が家は布団派なのですが、布団で床を覆ってしまうと、冷たくなった床を隠してしまうので部屋の冷却能力が下がります。そこに人が何人も寝ていると温度が上がってしまいます。

当初、妻と子供たちは北側子供部屋で3人で寝ていたのですが、暑い季節になって寝苦しくなり、主寝室に移ってきました。代わりに私が北側子供部屋に移動です。主寝室は6畳なので、子供部屋よりも広いですし、床の冷却面もそのぶん広いです。なので妻と子供たちは以前より快適に寝られているようです。

まとめ

我が家の子供部屋について紹介しました。

子供部屋はあまり特徴ないです。まだ子供たちは自分の部屋を使うようになっていないので、設計が成功かどうかはわかりません。

上の子はそろそろ使ってくれるとよいのですが。

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