
こんにちは、うさぎ家夫です。
前回は一条工務店での家作りの流れをざざっと説明しました。今回は間取り打合わせについておおまかな流れを説明します。
最後のほうで、どうやって効率的に打合わせを進めるかについても触れます。
我が家では営業さんに「早く建てたいです」と伝えていたこともあり、間取り打合わせはわりと最短コースだったと思います。
あとは『さらぽか』建築枠が限られているため、期限を逃すと次は数か月先になるという制限があったので、なんとしても間に合わせる必要がありました。
そのため打合わせに関してはじっくり取り組んだというより駆け足で急いで頑張ったという印象が強いです。
それでは見ていきましょう。
一条工務店での間取り打合わせの概要
間取り打合わせの流れはこんな感じです。
「建築士さんとの顔合わせ」から本格的な間取り打合わせが始まります。我が家の場合、ここから着手承諾まで打合わせ回数はたった8回です。
それで今後何十年も住む家の全てを決定しなければなりませんから、そう考えるとプレッシャーも掛かります。
以下、それぞれについて説明します。
参考見積用の間取り
一条工務店に家作りの相談に行って、営業さんに「見積ください」「だいたいこんな感じの家で」というと見積と共に間取りがもらえます。
そうすると、どれくらいの大きさの家でどれくらいの価格なのか?がだいたい分かります。ここから自分の資金計画を作っていくことになります。
資金に余裕があれば家を大きくできるかもしれませんし、苦しければ家を小さくするか、より坪単価の安いモデルにするとかが考えられます。
仮契約用の間取り
仮契約をする際にも間取りが付いてきます。最初の間取りと比べて、資金計画に合わせたより現実に近い間取りになっているのではないかと思います。
まだ建築士さんは入って来ませんが、この段階でも入れたいオプションなんかが分かればどんどん一条の営業さんに伝えて反映してもらうのがよいです。よりリアルな見積金額になります。
我が家は『さらぽか』やカップボードやキッズカウンターは最初から入れてもらいました。
本契約用の間取り
本契約の時もまた間取りが付いてきます。以前の間取りを踏まえつつ営業さんにどんどん要望を言って間取りをバージョンアップしてもらいましょう。
ただ、資金計画が狂わない範囲で変えるのがよいと思います。住宅ローンの仮審査時の借り入れ予定額を超えて資金を借りたくなると、また審査がやり直しになってしまいます。
建築士さんと顔合わせ
いよいよ建築士さんを入れて本格的な間取り打合わせが始まります。初回は設計受託契約など手続き的なことで半分時間が取られるので実際の間取りの話はちょっとしかできません。
この時、建築士さんから名刺をもらえますが、名刺に星がたくさんついているほど経験豊富な建築士さんということみたいです。
ちなみに、我が家を担当した建築士さんは『星三つ』でした!わーい。
間取り別案Aをもらう
本契約の時にもらった間取りも悪くないのですが、複数の案から選べたほうがよい気がしたので、建築士さんに頼んで別の案を作ってもらいました。
こちらとしては劇的に違う案が来れば面白いなと思ったのですが、正直そんなに変わらない感じの物がやってきました。
間取り別案Bをもらう
結局、間取り別案Aはいまいちだったので、その前の間取りを改良した別案Bを作ってもらいました。これが最終的な間取りの土台になっています。
それでも、ひと手間かけた分、満足度は上がったと思います。やっぱりこっちの間取りのほうがいいや、というのが分かったので。
間取りをパーツごとに確認していく
これは間取り別案Bに限らないことですが、打合わせでは間取りの各パーツ(玄関やLDKなど)について、ここはこうしたい、あそこはこうしたい、などの意見や希望をどんどん確認していきます。
同時に、盛り込みたいオプションがあれば加えていきます。たとえば、キッチンはキッズカウンターにしたいとか、階段にはキディガードをつけたいとか。
また、窓の種類やフローリングの色などもどんどん決めていきます。
そうすると次回打合わせで決定事項を反映した下のような図を出してくれるので、イメージが湧いて楽しいです。
例えば下の図は、フローリングはプレーンで建具はピュアメイプルのi-cube仕様の家になっています。1階の窓も格子が入ったi-cubeタイプの窓になってますね。
外観の色や塗分け位置なども決めていきます。
壁紙を決める
間取りが大体きまったら、各部屋の壁紙を決めていきます。分厚い壁紙サンプル台帳みたいなのを渡されるので、その中から選べます。
ちなみに、一条工務店の壁紙以外のメーカーの壁紙もオプションで選ぶことができます。我が家はサンゲツの壁紙の中からいくつか使用しました。
注文建築で壁紙は個性の出しどころというか、遊べるところだと思います。
一条の壁紙集の中でもやはり標準クロスよりオプションクロスのほうが面白い壁紙が多いです。
うちでは和室、主寝室、トイレにオプションクロスを使いましたが、味が出ていい感じになったと思います。
電気設備を決める
最後に、電気コンセントの位置や照明スイッチの位置、部屋や建物外の照明の種類などを決めていきます。
照明については、我が家はLEDキャンペーン+アルファくらいで、凝ったことはしていません。
ペンダントライトとかあればオシャレだったかもしれませんが、吹き抜けもないしキッチンも実用性重視なのでまあいいかなと。
ちなみに、いま使っているシーリングライトは和室を除いてアパートから持ち込んだものです。もともと5個シーリングライトを持っていたので使いまわしています。だって壊れないんだもの。
なのでLEDキャンペーンで付いてきた一条シーリングライトはウォークインクローゼットの中で眠っています。いまのが壊れたら使う予定です。
電気コンセントは標準の個数では少ないので、追加で結構つけました。おかげで数は足りています。
照明スイッチの位置はよく考えないと使いにくくなってしまうかもしれません。我が家は2階ホールの照明スイッチが、階段スイッチとどっちがどっちかわかりにくく、使いにくいです。
最終仕様確認
これまで決定したことのおさらいで、全部を一から確認します。また、軒や雨樋なども最後に決めるので、この確認には時間が掛かります。最後の1回の打合わせは最終確認だけで終わってしまいます。
間違いがないか目を皿のようにしてチェックします。可能であれば窓や換気扇の位置や高さもチェックしたほうがよいです。工場ではこの最終図面に従って物を作ってきますので、間違った図面だと間違ったまま家ができます。
自分の希望が本当に間取りや仕様に盛り込まれているか、建築士さんにいちいち再確認しながら見ていきましょう。自分の家なのですから聞きたいことは全部聞きましょう。
施主も建築士も疲れて気が緩みそうになりますが、ここは頑張りましょう。
着手承諾
問題なければ着手承諾です。いろいろ書類にサインや印鑑をさせられます。
これでもう資材発注や加工に入るので、これ以降の変更は多大な費用や時間が掛かるようになります。覚悟を決めてサインしましょう。
打合わせを効果的に進めるために
間取り打合わせは1回3時間程度と時間も限られているので、できれば効率的に進めたいです。そのため事前準備や記録を取ることが重要になります。
たとえば、以下のようなことをするとよいのではないでしょうか。
- 質問リストを事前に作っておく
- メモを取る
- 録音する
- 家族(夫婦)で意見をすり合わせておく
質問リストについては、我が家では建築士さんや営業さんに聞きたいことをリストアップして持っておきました。
思いついたことは何でもリストに入れておけば、聞き忘れ防止にもなりますし、回答が得られたら回答も追記しておけば何度も確認しなくて済みます。
うちでは以下のような感じでExcelファイルで作りました。項目数は最終的に200個くらいになりましたが、実際に質問したのはもっと少ないです。
メモや録音については、あとで言った言わないになるのは嫌なので記録としてできればあったほうがよいと思います。
といっても我が家は録音まではしませんでした。当時は「まあそこまでしなくても」と思っていたので。でもいまはスマホで簡単に録音可能なので、別に録音しといてもよかったかなと思います。
夫婦間で意見を合わせておくのは、実はこれが一番重要かもしれません。
夫婦で意見が違っていると間取り打合わせのその場で喧嘩になります。そして間取りの中身がまったく決まりません。
建築士さんはどちらかの味方をするわけにもいかないので、話が進まず時間が無駄に過ぎていきます。
まとめ

今回は間取り打合わせ流れについて説明しました。
我が家は時間の限られた中で慌ただしく間取り決定しましたが、それなりに住める家にはなりました。
でも本音を言えばもう少し時間に余裕があったほうがよかったです。
人生に一度きりかもしれない間取り決めなので、真面目に悩んだ分だけ後悔は少ないかもしれません。
とにかく、できるだけ事前準備をしっかりして打合わせに臨みましょう。
今回は以上です。
それでは。