
こんにちは、うさぎ家夫です。前回から始まった我が家の「間取り詳細」シリーズ。その2回目として今回は【1階トイレ】について紹介します。
我が家の1階トイレについてのこだわりポイントは、
- 音漏れを避けるためLDKに直付けはしない
- 鏡付きの手洗いを付けたい
- アクセントクロスを付けたい
などでした。
それらについては満たすことができましたが、実際に建てて使ってみて、建てる前には分からなかった感想なども出てきました。それについては最後の方に書きます。
それでは、我が家のトイレの仕様やオプション等について見ていきましょう。
1階トイレの間取り図
我が家の1階トイレとその周辺はこのようになっています。
1階トイレは玄関ホールに隣接して設置されています。
「無駄な廊下はなくす」という方針のもと、トイレのドアが人目に触れる位置に露出しています。トイレを奥ゆかしく人目に付かないようにしたい場合は廊下から回り込む感じで入り口を作ったりするのでしょうが、我が家にはそのゆとりはありませんでした。
まあ実際のところ、お客さんが頻繁に訪ねてくるわけでもなく、家族だけの生活ではトイレが見えていたほうが子供がどこにいるか把握しやすかったりしてメリットがあります。
そうは言ってもトイレがLDKに隣接されていて食事中やテレビを見ている時にトイレからの音がだだ洩れでよく聞こえるような状況は避けたいと思っていました。この間取りではトイレとLDKの間にはシステムクローゼットが挟まっており、直接音が響いてくるのは避けられる配置になっています。
トイレ本体
トイレの種類は標準品にしました。操作パネルが壁に付くタイプです。手洗い器を別途付けましたので、タンク手洗いはなしです。
トイレはオプションで「アラウーノ」に替える人も多いようですが、私は標準品でなんの問題も感じませんでした。
実際に標準品を使ってみた感じでは結構節水ですし、便器がひどく汚れて困るということもありません。全然汚れないわけではありませんが、さっと洗い落とせば問題ないです。
色はパステルアイボリーにしました。目に優しい自然な感じの色合いです。
ペーパーホルダーについては2連式が便利です。トイレットペーパーが2個掛かっていると安心感があります。
手洗い器
トイレには手洗い器を付けようと考えていました。水タンクに付属の手洗い器だと小さい子どもが手を洗えないからです。また、トイレ内に鏡があるとお客さんが身だしなみを整えたい場合に便利です。
そこで我が家では鏡付きの手洗い器をトイレに設置しています。設置位置は間取り図の通りですが、そこが一番邪魔にならない配置になります。
一条オリジナル手洗いカウンターは豪華ですがトイレに1.5畳のスペースを必要とするので、候補から外れました。
そうすると残りの選択肢はTOTOのスリムタイプCかINAXのコフレルになります。これはどちらでもよい感じでしたが、INAXのコフレルを選びました。色は便器の色に合わせてオフホワイトです。
これがあることで2歳になる下の子もトイレ後に自分で手を洗うことができます。まあ彼の気が向いた時には、ですが...。
トイレ内収納
一条工務店のトイレには標準で収納っぽいものがいくつか付きます。
- ウォールボックス
- ベースボックス
- 背面カウンター
- サイドカウンター
となります。
実際の物はカタログ写真の通りなのですが、我が家の1階トイレにはウォールボックスもベースボックスもサイドカウンターもありません。
まずウォールボックスについては、間取りの都合上トイレ内に天井下がりが発生したりパイプスペースが来たりしたため付けられなくなりました。そしてベースボックスとサイドカウンターは手洗い器を付けたため付けられなくなりました。
2階のトイレには天井下がりなどはないのでウォールボックスは付いています。
ただし、オプションで付けた手洗い器の下にもちょっとした収納スペースはあります。でもこの収納スペースは小さいです。
ウォールボックスがなくなったことによりトイレットペーパーを入れておく場所に困りますが、我が家では玄関ホールのブックシェルフ下部にしまうことにしました。かごを置いてその中にトイレットペーパーを入れることにすれば外から丸見えになることもありません。
サイドカウンターについては、元々トイレが狭くなるからいらないと思っていたので、なくて丁度よかったです。サイドカウンターがなくても、下の子用のお尻ふきなどはペーパーホルダーまたは背面カウンターの上に置いておくことが可能です。
トイレ床
トイレの床はクッションフロアまたはフローリングを選択できます。クッションフロアについてはさらに何種類かの柄から選ぶことができます。
私の好みとして特にトイレをフローリングにしたいということもなかったため、耐水性やメンテナンス性を重視してクッションフロアとしました。
柄は下のような暖色系の物を選びました。アクセントクロスとの色合いがよく合っていると思います。
壁紙
トイレの壁紙はアクセントクロスを施工しました。アクセントクロスは、四方の壁のうち3面を1種類のクロスを貼り、残り1面を別のクロスを貼るやり方です。
アクセントクロスはオプション料金もそれほど高くなく、部屋の印象を大きく変えられるのでおすすめです。トイレの壁であれば、もし大外しした場合もそれほどダメージを受けなくて済みます。
そこで我が家では1階2階ともにトイレにはアクセントクロスを施工することにしました。使用するクロスは3面は一条工務店標準品を使い、アクセント面ひは一条以外のメーカークロスを使いました。
1階トイレについていえば、アクセント面のクロスはサンゲツのFE-1365です。このクロスは無地のオレンジ色なので、1階トイレは暖かい感じの雰囲気となりました。
オプション料金については、メーカークロスは使う面積にもよると思いますが、我が家のケースではトイレの横1面分で1万円くらいでした。
壁下地補強
トイレ内の壁面には壁下地補強を施工しました。ウォールボックスが取り付けられなくなったのでDIYで棚を付けられるようにするためです。でもまだDIYは全然していません。しなくても間に合ってしまったので...。
壁下地補強では柱と柱の間にそれなりの厚さの合板が床から天井まで取り付けられるので、遮音性の向上も期待できます。
あとは、これは勝手な期待ですが耐震性も少しは向上してくれるといいなと思います。なのでトイレ以外にも下地を入れられそうな場所には下地補強を加えています。
電気設備
トイレの中には照明と照明用スイッチ、ウォッシュレット用コンセントおよび換気扇があります。
トイレの照明スイッチは「かってにスイッチ」にしました。これは換気扇も同時に動かしてくれて便利です。トイレに人が入ると自動で照明と換気扇がオンになります。
また、スイッチはトイレ室内に設置されています。これは子供がいたずらで勝手に人が入っている時にスイッチを切ったりできないので安心感があります。
トイレ内コンセントはウォッシュレット用に必要なので付けています。それ以外の用途では特に使用しません。
追加したオプション
トイレ内に施工したオプションはこのようになっています。
手洗い器 | 67,700円 |
アクセントクロス(メーカー品) | 10,000円くらい |
壁下地補強 | 10,000円くらい |
細かい物でも積み重なっていくとそれなりの金額になります。
良かった点、悪かった点
実際に使ってみた感想です。
- 個別手洗い器があるとトイレに覆いかぶさって手を洗わなくてよいので楽
- 勝手にスイッチは電気の消し忘れがなくてよい
- 入り口が側面引き戸なのは意外と使いやすい(下の子のトイレ補助とか)
- 音も他の部屋からは気にならない
- 窓がないトイレは圧迫感がある
- アクセントクロスはもうちょっと冒険してもよかったかも(思ったより普通)
悪い点といっても許容範囲内です。窓がないのは間取りの都合上仕方ない面もありますし。
もしもう一度建てたとしても同じような感じにすると思います。クロスは変えるかもしれません。
もちろん、ふんだんに資金があって60坪とかの家を建てるのであれば、トイレは広くして一条オリジナル手洗いカウンターを付けてみたいです。
まとめ
我が家の1階トイレの設計を詳しく紹介しました。
下の子のトイレトレーニングも始まったので、アクセスしやすい場所にトイレがあるのはありがたいです。
また、標準トイレの手洗いなし水タンクも、子供の替えのトレーニングパンツを上に置いておけたりして役立っています。
トイレ入り口も側面引き戸になっていることで、開け放してやることでトイレ介助はしやすいと感じました。トイレ正面にドアがあるよりやりやすいと思います。
トイレは主に間取りの制約上の理由で今の配置になりましたが、結果としてこれでよかったと思います。